ハローワークが発行する紹介状って何?応募するときに必要?

  • 2021年1月28日
  • 2021年1月28日

ハローワークの求人に応募する際、「ハローワーク紹介状が必要」と記載された求人票を見たことがある人も多いかと思います。 求人企業の電話番号や連絡先も求人票に記載されているのに、わざわざハローワークに出向いて紹介状の発行手続きをすることに疑問を感じる人もいるかも知れません。そこで、この記事では紹介状の発行方法や紹介状を発行してもらうメリット、活用方法を解説していきます。

ハローワークの発行する紹介状とはどのような意味を持つのか

ハローワークで発行する紹介状は、「ハローワークに登録している求職者をハローワークに登録している求人者に紹介する」という履歴管理のために発行されます。特に、優れた求職者を推薦したりとか、労働条件の良い求人者を推薦したりする性質のものではありません。 求人票と違う労働条件で採用されたような場合は、ハローワークから求人者に対して指導助言等も行われますが、ハローワークが紹介の責任を持つようなことはありません。よって求職者は、採用後の労働条件を労働条件通知書や雇用契約書等でよく確認するように案内されます。

紹介状発行のための求職申込の流れ

求職者は便利に活用できるどこのハローワークでも求職申込をすることが出来ます。ただし、雇用保険の受給資格決定手続き(失業手当受給手続き)等を行うためには、原則、住所地を管轄するハローワークで求職申込を行う必要があります。この場合であっても求職活動はどこのハローワークでも行うことが出来ます。 求職登録の方法としては、 - ハローワークに行って来所者用パソコン端末に打ち込む方法 - ハローワークに行って求職申込書を記載して紙で登録する方法 - ハローワークインターネットサービスを活用して求職者用マイページを作成後、ハローワークに行って求職者登録を済ませる方法 があります。(原則、ハローワークに一度は行く必要があります)求職申込後、求職者番号が記載されたハローワーク受付票(旧 ハローワークカード)が発行されます。

ハローワーク紹介状の発行依頼をするには

原則ハローワークに行って窓口での職業相談、職業紹介を申し込むことで紹介状を発行してもらうことができます。 あらかじめ、求人票や求人番号調べておいて、その会社に紹介状を発行して貰いたいことを伝えて、求人状況を確認して貰って紹介状を発行して貰うことや、窓口の職業相談の過程で希望する条件等を伝えて、窓口の職業相談員の方に求人を探して貰って発行を依頼することも出来ます。窓口の職業相談員が求人者に連絡してから紹介状を発行することが一般的ですが、求人者の営業時間外等で相手に連絡が出来ないときは、連絡せずに発行することもあります。 発行された紹介状は「紹介状・選考結果通知」(求人者に渡すもの、表面が紹介状、裏面が選考結果通知になっています)、「紹介状(本人控え)」(求職者の手控えです)に分かれています。いきなり面接選考等が行われる場合は、会社に「紹介状・選考結果通知」を履歴書や職務経歴書等と一緒に持参します。書類選考が行われる場合は、会社に履歴書や職務経歴書等と一緒に「紹介状・選考結果通知」を郵送します。後日、選考結果通知書により選考結果がハローワークにも、求人者から連絡されることになります。

ハローワーク紹介状

ハローワーク紹介状サンプル (画像の出典: 大阪労働局 『紹介状』)

求人に応募するときにハローワーク紹介状を発行してもらうメリットは?

求職者がハローワーク紹介状を発行してもらうメリットとして、下記のことがあげられます。 - ハローワークで求人を出している会社に応募することが出来ます。紹介状が無くても応募可という会社もありますが、ハローワークでの紹介状発行での応募に限ると、求職者の履歴管理をしやすかったり、後述する企業に支給する助成金等の対象になることがあります。 - 基本手当(失業手当)の受給資格者で給付制限期間中の最初の1か月間の就職については、ハローワーク等の紹介で無いと再就職手当が受給出来ない要件があります。また、常用就職支度金の支給対象者になるのにもハローワーク等の紹介が必須となっています。 - 基本手当(失業手当)の受給資格者の求職活動実績となります。(基本手当の受給者は4週間ごとの認定日の間に、2回以上の求職活動実績が必要とされています)

採用する側がハローワークでの紹介状を受けている求職者を採用するメリット

求人する事業所にとって、ハローワークでの紹介状を受けている求職者を採用するメリットとして一番大きいものとして企業が受け取れる助成金制度があります。 具体的には60歳以上の方や障害者、母子家庭の母、就職氷河期世代で不安定雇用に従事する人等をハローワーク等の紹介で採用すると「特定求職者雇用開発助成金」という助成金が労働局から会社に支給されます。(金額は50万円~240万円)また、助成金等が支給される対象でない求職者からの応募であっても、一元的に管理したい等の様々な理由から、ハローワークの紹介状所持者の応募に限る会社が多いです。

まとめ

ハローワークで求人を出している会社にとって、ハローワークから発行される紹介状を持っていない求職者を選考するメリットは少ないと言えます。 ハローワーク求人に応募する場合は面倒であっても、ハローワークから紹介状を発行して貰うことが重要です。現在、コロナ禍の影響もあり、ハローワークに行くことを躊躇するかも知れませんが、ハローワークに直接行かなくても求職登録のみ行っていれば、電話で紹介状の発行を依頼して郵送で送付して貰うことも出来ます。まずは、ハローワークに相談してみましょう。

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この記事を書いた人

岡 佳伸

岡 佳伸

社会保険労務士法人岡 佳伸事務所代表 アパレルメーカー、グッドウィル、KYBなどでマネジメントや人事労務管理業務に従事した後に、埼玉労働局職員(ハローワーク勤務)として求職者のキャリア支援や雇用保険給付業務に携わる。現在は、社会保険労務士法人岡佳伸事務所代表。特定社会保険労務士(第15970009号)、2級キャリアコンサルティング技能士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士など保有資格多数。

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